“札幌の発明少女”開発現場に密着…アイディアの源は“100均”⁉いま“若者の特許”がアツい
実は、特許を取得した発明品も、ほとんどが100円ショップでそろえたものです。 月々のお小遣いから材料を購入しているといいます。 この箱も、店でお気に入りの画用紙で作りました。
(奥天優衣さん)「これ1回でたくさん水風船を作れていい」 (母・和美さん)「そうだね、いいね楽しいね、1回で膨らむの?」 優衣さんが発明に興味を持ったきっかけ。 それは、母親の和美さんの存在でした。
きっかけは“お母さんお手製の…”
(母・和美さん)「これは子どもに大人気だった。これがクレーンになっていて、お菓子を取って落ちてくる」 子どものために作った、お菓子の箱を使ったクレーンゲーム。 さらに、おかしの箱が縮むマジックや飴の包み紙でつくったバラなど。
その数なんと300種類以上です! (母・和美さん)「コロナ禍で非常事態宣言で子どもが休みになってしまって退屈していたので、子どもが楽しめそうなものを作りたいなと」
お菓子の箱で作ったおもちゃをSNSで発信! 作り方も細かく紹介しています。 (母・和美さん)「こっちから撮る?」 (奥天優衣さん)「ここに置いておく」
実は、この動画を編集しているのは娘の優衣さん。 アプリを使って効果音やテロップをつけていきます。 (奥天優衣さん)「2秒に1回くらいインパクトをいれて視聴率を上げる。自分で作って自分で見るだけでなくて、ほかの人にも見てもらいたい」
(奥天優衣さん)「こんにちは。見てください、手作りピアスです」 母親の見よう見まねで幼い頃から工作に興味を持ち始めた優衣さん。 少しずつアイデアが浮かぶようになり、自ら発明するようになりました。
今では発明品の展示会で入賞するまでに。 主催者は、教育のあり方が見直され、若い人の発明品が増えているといいます。 (発明学会 松野泰明事務局長)「いま学校で“総合探求”という科目が誕生していて、身の回りの不便から課題を解決して、自分の考えたアイデアで課題を解決していくという発明が取り組みやすい」