脂がたっぷりのった冬の「ぶり」で! 箸が止まらないフライパンおかず2品
冬に旬を迎えるぶり。とくに12~2月は、脂がのったおいしいぶりが比較的手頃な価格で楽しめる嬉しい期間です。 【画像を見る】エスニックな香りが食欲を刺激する…!揚げ焼きだからお手軽「ぶりのカレーから揚げ」 でもぶりを使った料理でパッと思い浮かぶのは「ぶり大根」か「ぶりの照り焼き」くらいかな…という人も多いのでは。 そこで今回は、フライパンで手軽に作れるぶりのアレンジおかずをご紹介しましょう! ▶教えてくれたのは 新谷友里江さん 料理家、フードコーディネーター、管理栄養士。書籍・雑誌などでレシピ開発や調理、フードスタイリングを中心に活躍。母としての経験を活かし、離乳食や幼児食のメニュー提案にも力を入れている。野菜たっぷりでつくりやすい家庭料理が好評。 ご飯に合うしっかり味で、肉に負けない食べごたえ ■ぶりとれんこんの甘酢じょうゆ炒め お酢を効かせた甘じょっぱいたれは、白いご飯がどんどん進みます。ぶりに小麦粉をまぶして焼くとたれがよくからみますよ。 【材料・2人分】 ぶり…2切れ(約200g) 下味 ・塩…小さじ1/4 ・こしょう…少々 れんこん…200g にら…1/2わ 長ねぎ…1/3本 白いりごま…適量 甘酢じょうゆだれ<混ぜる> ・砂糖、しょうゆ、酢…各大さじ1と1/2 ・酒…大さじ1 小麦粉、サラダ油 【作り方】 1.れんこんは1cm厚さの半月切りにし、水に約5分さらして水けをよくきる。にらは5cm長さに切り、ねぎはみじん切りにする。ぶりはさっと洗って水けを拭き、一口大に切って下味をふり、小麦粉を薄くまぶす。 2.フライパンに油大さじ1/2を中火で熱し、ぶり、れんこんを並べ、焼き色がつくまで2~3分焼く。全体に上下を返し、同様に1~2分焼く。 3.ねぎ、甘酢じょうゆだれを回し入れて炒め、汁けが少なくなったらにらを加え、さっと炒め合わせる。器に盛り、白ごまをふる。 (1人分374kcal、塩分2.9g) * * * エスニックな香りがやみつきに! ■ぶりのカレーから揚げ 下味にカレー粉を加えてサクッと揚げたぶりは、ほんのりスパイシー。フライパンで揚げ焼きにするから後片づけもカンタンです。 【材料・2人分】 ぶり…2切れ(約200g) 下味 ・酒、しょうゆ…各大さじ1 ・カレー粉…大さじ1/2 さつまいも…1/2本(約150g) 片栗粉、サラダ油、塩 【作り方】 1.ぶりはさっと洗って水けを拭き、一口大に切る。ボウルに入れ、下味を加えてもみ込み、約10分漬ける。さつまいもは皮つきのまま1cm厚さの輪切りにし、水に約5分さらして水けを拭く。 2.ぶりの汁けを拭き、片栗粉をしっかりとまぶす。 3.フライパンに油を5mm深さまで入れ、中火で熱する。2、さつまいもを入れ、途中で上下を返しながら、火が通るまで3~4分揚げ焼きにする。油をきって器に盛り、さつまいもに塩少々をふる。 ※ぶりは油に入れてすぐに触れるところもがはがれてしまうので、ころもが固まってきたら上下を返す。 (1人分424kcal、塩分1.7g) * * * ぶりの栄養は、青魚の中でもトップクラス! 年末に向けて忙しくなるこの時期の栄養補給にもおすすめですよ。 レシピ考案/新谷友里江 撮影/澤木央子 スタイリング/浜田恵子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田子直美 デザイン/monostore 文=齋藤久美子