中谷潤人「統一戦というのは常に・・・」10月WBCバンタム2度目の防衛戦 見据える先は日本選手同士の“統一戦”
◇ボクシング・中谷潤人 公開練習(30日、M.Tボクシングジム) 10月13日と14日の2日間にわたり合計8つのタイトルマッチが行われるボクシング「Prime Video Boxing 10」。14日に自身2度目のWBC世界バンタム級王座防衛に臨む中谷潤人選手が所属ジムで練習を公開しました。 【画像】2020年に世界フライ級王者に輝いた中谷潤人選手 今回対戦するのが30歳ながらキャリア77戦76勝1敗と豊富な戦歴を誇るタイのペッチ・ソー・チットパッタナ選手です。 試合をおよそ2週間後に控え、順調にコンディション調整が進んでいるという中谷選手。2度目の防衛戦に向けてアメリカで合宿を行ってきました。 「アメリカでは基本的にスパーリングを多く積んできたので、アメリカだけで160ラウンドくらい。日本帰ってきてから2,3回やっているので170ラウンドを超えている」と実戦形式の練習を数多く積めていることに大きな手応えを感じていました。 今回のアメリカ合宿では、師事するルディ・エルナンデストレーナーから様々な課題を与えられたという中谷選手。「いろんなラウンドを通じてラウンドごとにテーマを与えてくれたので、ノーガードや手数を200発以上出せとかいろいろ刺激的なテーマを投げてくれるので、それに合わせて自分自身追い込めたかなと思います」と口にしました。 7月に行われた初の防衛戦ではわずか1ラウンドでKO勝利を収めた中谷選手。今回、サウスポースタイルのボクシングを展開するペッチ選手に対しての苦手意識は特にないようで「サウスポー選手が久々なのでまた違う中谷潤人、対サウスポースタイルの中谷潤人で強さをお見せできたらと思っている」と自信をみなぎらせました。 現在、中谷選手をはじめ世界バンタム級主要4団体のベルトを日本選手が独占している状態。この防衛戦を経て、中谷選手が見据えるのは日本選手による王座統一戦です。 「統一戦というのは常に(気持ちを)大きく持っているので、そういったところでアピールできるように次の相手に集中して頑張っていきたい」