【阪神】森下翔太、7月の逆襲誓う「もうベンチは経験しなくていい」昨年は7月以降10発
阪神森下翔太外野手(23)が夏の逆襲を誓った。今季はここまで70試合に出場も打率2割3分8厘と乗り切れない。6月30日ヤクルト戦では先発を外れた。昨年の苦い記憶もよみがえり、「もう去年散々ベンチを経験したんで、もうベンチは経験しなくていい」と言葉に熱がこもった。 【写真】ベンチで悔しそうに、タオルで顔を覆う森下 4月終了時点でチームトップの5本塁打を放っていたが、6月2日を最後に78打席ノーアーチ。岡田彰布監督(66)にも打撃指導を受けながらもがいた。首脳陣からの指導は続いており、試行錯誤の1カ月だった。だが月が変わって心機一転。昨年は7月以降に10発を放ってスタメンに定着しており、森下にとって逆襲にはもってこいの季節だ。 6月30日ヤクルト戦では代打で四球を選び、2打席目は左前打とアピール。7月にいい形でつないだ。「スタメンで自分が出てなかったときに、『やっぱ森下いないとダメだな』と言われるような形じゃないといけない。一番結果が必要になってくると思うので、結果を出したいです」と言葉に力を込めた。 外野手では同学年で同じ右打ちの野口が6月28日に1軍初昇格。同期入団のライバル台頭にも冷静だ。「結果が一番求められると思う。得点しないと勝てない。7月はしっかり野手が引っ張っていきたい」と引っ張る姿勢を示した。反攻の7月がスタート。夏に強い男が、自身もチームも上昇気流に乗せる。【林亮佑】