エントリーモデルのメルセデスAMG新型「GT43クーペ」登場! 後輪駆動の2ドアクーペは421馬力の2リッターエンジン搭載
実用性を高める2+2シートを標準装備
メルセデス・ベンツ日本は2024年11月28日、メルセデスAMGのトップパフォーマンスモデルであるGTクーペの追加モデル「メルセデスAMG GT 43 Coupe(クーペ)」を発売しました。 【画像】421馬力なのにエントリーモデル!? 国内で発売された新型AMG「GT43クーペ」を見る(28枚)
AMG GTクーペは2014年に登場したメルセデスAMGの高性能2ドアクーペです。のちに4ドアクーペも登場しています。 現行型は2023年8月にフルモデルチェンジされ世界初公開された2代目です。日本でも2024年4月に「GT63 4MATIC+クーペ」が発売されています。 日本でのラインナップは、585馬力・800Nmの4リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載する「GT63 4MATIC+クーペ」のみですが、今回登場した新型AMG GT43クーペはエントリーモデルという立ち位置になります。 新型AMG GT43クーペのボディサイズは全長4730mm×全幅1930mm×全高1364mm、ホイールベースは2700mmです。 新型AMG GT43クーペは、メルセデスAMGペトロナスF1チームで採用されている技術である電動ターボチャージャーを使った2リッターエンジンを搭載。低回転から高回転まで全体にわたり自然なレスポンスを発揮、421馬力・500Nmを発生します。 電動ターボチャージャーは、48Vの電気システムによって作動、ベルト駆動のスタータージェネレーターにも電力を供給します。これにより、短時間14馬力(10kW)の追加ブーストが実現します。 組み合わされるトランスミッションはAMGスピードシフトMCT 9G(9速AT)で、トルクコンバーターの代わりに湿式クラッチが使われます。変速時間は短く、多段のシフトダウンも可能で、ドライブプログラムの「Sport」および「Sport+」を選択するとダブルクラッチ機能もおこないます。さらに0発進から最適な加速力を得る「RACE START」機能も採用されます。 新型AMG GT43クーペの駆動方式は後輪駆動(FR)になります。 新型AMG GT43クーペでは、スポーツカーにも実用性や利便性を求めるユーザーのために可倒式リアシートによって4名乗車可能な2+2シートを標準設定します。リアシートを倒せばラゲッジルームを最大675リッターまで拡大できます。スポーツカーでありながら、日常使用の利便性を確保することで、これまで以上に利用シーンが広がります。なお、リアシートに着座できる乗員の身長は150cmまでとなっています。 車両価格は以下のとおりです。 ・メルセデスAMG GT43クーペ:1650万円
VAGUE編集部