【衆院選】超短期決戦へ 9日の衆議院解散を前に立候補予定者たちは準備を加速 福岡5区では
FBS福岡放送
石破総理大臣は9日、衆議院を解散する方針を表明しています。27日投開票の「超短期決戦」となる見通しで、立候補予定者は選挙戦への準備を加速しています。
■立憲 福岡5区・堤かなめ衆院議員 「選挙公報、これで大丈夫です。おかげで間に合わせていただいてありがとうございます。バタバタでしたね。」 総選挙に向けた選挙公報の文案を電話で確認をしていたのは、立憲民主党の堤かなめ衆議院議員です。堤議員は福岡市南区の一部や春日市など福岡都市圏の一部、さらに、朝倉市や東峰村などを選挙区とする福岡5区の選出です。9日早朝の便で国会に向かい、解散後はその日のうちに福岡に戻る予定です。 ■堤議員 「戦後最短というのはいかがなものかなと。」 2期目を目指す堤議員が総選挙の争点の一つに挙げているのは、自民党の裏金問題です。 ■堤議員 「この問題は、一部の自民党議員の道徳やモラルの問題にはとどまらないと思っています。そこを変えようとしても、石破さんで分かったように、個人的に変えたくても自民党全体としては変えられない。だからやっぱり政権交代しかない。」
その「政治とカネ」の問題で揺れる自民党から出馬の意向を表明しているのが、栗原渉氏です。8日、後援会の事務所が開設されました。 ■自民 5区から出馬予定・栗原渉氏 「なんとしてでも、この厳しい選挙戦ですが乗り越えさせていただきたいと思います。」 3年前の総選挙では、自民党の公認をめぐって一枚岩となれず議席を失いました。その時、栗原氏は公示直前で出馬を断念しました。 ■栗原氏 「今もそうでありますけれど、涙がじわっと出てきます。これは、いよいよ選挙に入ったという高揚感ではありません。手を握っていただく方とお会いできた時、これまでの皆さまの支えがこみ上げてまいるんです。」 地方を重視した政治を実現するため、現場の声を聞いていきたいとしています。
解散直前の8日、出馬の意向を表明した人もいます。太宰府市議会で議員を務めるタコスキッド氏です。 ■無所属 福岡5区から出馬予定・タコスキッド氏 「自民も立憲も本当のことを言っているのかなというところの受け皿になりたい。」
このほか、これまでに福岡5区からは日本維新の会の松尾嘉三氏、共産党の村山正美氏、参政党の岡部吉高氏が出馬の意向を表明しています。