「お金の断食」試してみない?やってみてわかった、続けられる節約方法
コラムニストのMichelle Singletary氏によって提唱された「お金の断食(financial fast)」という考え方は、必要でない支出を一定期間のあいだ一切行なわないというもの。 食料品や光熱費は問題ないですが、Uber Eatsのようなデリバリーサービスは使ってはいけません。 私は2024年9月の3週間、お金の断食を試してみることにしました。 自分の消費習慣を変える必要があることはわかっていましたし、思い切ったことをする覚悟もあったからです。 けれどもこの実験を通じて、自分がどれほど心地が悪くなるか、そしてどんな痛みを伴う教訓を学ぶことになるかについては、深く考えていませんでした。 お金の断食を行なうのにあたって、以下の2つのアプローチを試してみました。 既存のリソースからより多くのお金と価値を引き出すこと 不必要なものへの支出をやめることです。 そのうち一方の戦法が、もう一方の戦法よりも明らかにうまくできました。
すでに持っているものを最大限活用する
正直な話、冷凍庫に詰め込まれていた肉や野菜を引っ張り出して、新しい料理をつくるのは楽しいものでした。おかげで、1週間以上も食料品の買い出しへ行かずに済みました。 翌週にはファーマーズマーケットに出向いたことで、いつも食料品に使うお金を大幅に削減することができました。 使い切ったと思っていた食器用洗剤のボトルから、さらに2週間分を絞り出すといった些細なことでも「塵も積もれば山となる」でした。 毎月のサブスクを見直すことも、支出を減らす簡単な方法の1つです。「アプリのサブスク疲れ」というのは本当にあるんですね…。 私の場合、Audibleには既に10冊以上の本がたまっていましたし、支払っていることさえ覚えていなかったストリーミングのサブスクも、いくつか見つかりました。 結局、月額78ドル分のサブスクを減らせました。これは1年間に換算すると、旅行に行けるほどの金額に相当するかもしれません。 また、新しいセーターを買う代わりに、タンスの奥にしまって忘れていたお気に入りのセーターをたくさん見つけ出すことに成功。 最新のベストセラーを買わずに、「あとで読む本」リストにあった本を読み漁りました。 こうした取り組みによって、自分がすでに持っていた豊かさに気づいたのです。 そして節約できたお金は、誰の人生にも起こりうる、予期せぬ出費(私の場合は、突然の獣医の請求や車の修理代)を賄う助けになりました。