「警察本部を訪れるように言われた」60代女性が約7500万円だまし取られる特殊詐欺事件 被疑者に言われた通り警察を訪れ発覚=静岡・焼津市
9月上旬から12月上旬にかけて、静岡県焼津市に住む60代の女性が通信会社の社員を名乗る男からの電話をきっかけに現金約7500万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。 詐欺の被害にあったのは焼津市に住む60代の無職の女性です。 警察によりますと女性は9月頃、通信会社の社員を名乗る男から電話で「あなたの携帯電話が詐欺に使われている。このままだと止められてしまう。違うのであれば警察に行ってほしい」などと言われたということです。 その後、警察や検察などを騙る男らからも電話があり、「あなたも事件の共犯者として逮捕しなければならない」「保証金としてお金を預かる」「資産に犯罪収益がないか確認する」「問題がなければ返金する」などといわれ、女性は男らが指定する複数の講座に十数回に渡り、現金計約7500万円を振込み、だまし取られました。 12月上旬、女性が「警察本部を訪れるように言われた」と静岡県警察本部に訪れたことで事件が発覚しました。 警察は、警察が電話で逮捕すると伝えることはなく、逮捕を免れるためにお金を預かることはないと注意を呼び掛けています。
静岡放送