インターハイの前半でぜひ注目したい好カード
【東海大付属諏訪×日本航空(1回戦)】 東海大付属諏訪は、ベスト8に入る可能性を秘めたチームを毎年作ってきた全国大会の常連。インターハイ2連覇を目指す日本航空の大黒柱、オルワペルミ・ジェラマイアをいかにスローダウンさせられるかが勝利を手にするために欠かせない。日本航空は、大道一歩が司令塔としてジェラマイア以外の選手をステップアップさせるゲームメイクができるかが、主導権を握るうえでのカギになるだろう。
【北陸学院x正智深谷(1回戦)】 北陸学院はアーロン・リビングストンが留学生として加わり、190cm以上の選手が常に2人いるラインナップを組めるようになった。正智深谷は関東大会で土浦日本大に勝利するなど、サイズのあるチームとの戦い方を理解していることは明らか。北陸学院は持ち味であるセット・オフェンスをしっかり遂行し、堅実なディフェンスで正智深谷のペースにさせないことがカギ。
【延岡学園×和歌山南陵(1回戦)】 部員が6人ながらも和歌山県予選を制し、近畿大会でもベスト4進出を果たした和歌山南陵。身体能力の高い留学生のアリュウ・イドリス・アブバカの得点力と、二宮有志のゲームメイクが成功へのカギを握る。延岡学園はディフェンスでプレッシャーをかけ続けることで、和歌山南陵の体力を消耗させたいところ。昨年のチームからの主力である195cmの内田悠介が、ミスマッチで優位に立てる展開に持ち込めるかも、試合の行方を左右する要素の一つになるだろう。