JPモルガンの投資銀手数料収入、最大30%増加も-幹部が予想
(ブルームバーグ): 米銀JPモルガン・チェースは、4-6月(第2四半期)に投資銀行の手数料収入が前年同期から最大30%増加すると予想している。先月の投資家デーで示された見通しをさらに上回る数字だ。
商業・投資銀行部門の共同責任者トロイ・ロールボー氏は12日に開かれた金融業界の会議で、「資本市場は引き続き極めて堅調だ」と語った。同氏は5月、引き受けおよびディール助言業務の手数料収入が前年同期比で「10%台半ば」の伸びとなる可能性があると話していた。
トレーディングについては、4-6月期の増収率は恐らく「1桁台半ば」にとどまるとなお予想しているが、先月よりは「若干良い傾向」にあると指摘。具体的な要因に関する詳細には触れなかった。
JPモルガンの2023年4-6月期の債券・株式トレーディング収入は70億2000万ドル(約1兆1000億円)、投資銀行手数料収入は15億6000万ドルだった。
原題:JPMorgan’s Investment-Banking Fees May Rise 30%, Rohrbaugh Says(抜粋)
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Hannah Levitt