引退の阪神・秋山“野球の伝道師”に 新設「野球振興室」の目玉 ベースボール・アンバサダー就任
阪神は６日、今季限りで現役を引退した秋山拓巳投手（３３）の「ベースボール・アンバサダー（ＢＡ）」就任と「野球振興室」の設置を発表した。来年１月１日付。 野球人口は少子化のペースを上回る勢いで減少しており、球界全体として野球の普及・振興を重要課題と位置付けて注力している。嶌村球団本部長は「タイガースとしても社内および社外にそういう姿勢を明確に示す必要性がある。全て将来への投資」と野球振興室の設置理由を説明。藤川監督も「賛同してくれている」と明かした。 野球振興室の目玉が秋山ＢＡ。嶌村球団本部長は「野球振興室の旗振り役となってもらう。『気は優しくて力持ち』のイメージがあって人当たりもいい。適任でしょう」と大きな期待を寄せた。 秋山ＢＡは来年１月以降、学校訪問や女子野球の指導などを行う。他には球団が連携して普及・振興活動に取り組んでいる独立リーグの石川、富山、徳島を訪れる可能性もあるといい、幅広い活動を通して“野球の伝道師”となっていく。
