バスケ女子日本代表のパリ五輪内定選手12名発表…恩塚HC「金メダルを獲得するために全てをかけて戦います」
日本バスケットボール協会(JBA)は6月25日、パリオリンピックに出場する女子日本代表(FIBAランキング9位)の内定選手12名を発表した。 バスケットボール女子日本代表は、今年2月に行われた「FIBA女子オリンピック世界最終予選(OQT)」で“死の組”と呼ばれていた厳しい組み合わせを勝ち上がり、3大会連続6度目となるオリンピック出場権を獲得。5月6日から選手23名を招集し都内で強化合宿をスタートすると、メンバーの絞り込みを経て、中国代表とオーストラリア代表に連勝を飾った。 今回の内定選手12名には、OQTでは不在だった町田瑠唯、宮澤夕貴、東藤なな子が入った一方で、直近のオーストラリア代表戦でメンバー入りしていた川井麻衣、内尾聡菜、野口さくら、平下愛佳の4名が落選。前回の東京五輪で3人制日本代表だった山本麻衣と馬瓜ステファニーも含め、12名全員がオリンピック経験ある顔ぶれになった。 “走り勝つシューター軍団”をチームコンセプトに掲げる恩塚亨ヘッドコーチは、「日本の強みを最大化するために、あらゆる状況を想定して、12名を選考させていただきました」と今回の選手選考についてコメント。 また、「候補者全員を選考できなくて残念な気持ちが先に立ちます。なぜならば、23名の候補全員が全てをかけて挑戦し、チームのために献身的に戦ってくれました。尊敬に値する努力でした」と、選手選考の過程で惜しくも日本代表から外れていった選手たちの存在にも言及し、「その努力と貢献に報いるためにも、メンバーの思いを背負って勝利を日本に届けたいと身が引き締まる思いです。選考された12名も同じ気持ちだと思います。残された約1カ月、チーム一丸となって連携をより深め、突き詰めて課題を克服し、最高に成長してオリンピックに臨みます。金メダルを獲得するために全てをかけて戦います」と、改めて集大成となる五輪への決意を改めて口にした。 日本代表はパリ五輪グループフェーズの組み合わせ抽選でグループBに入り、7月29日に前回大会の決勝で敗れたアメリカ代表(同1位)、8月1日にドイツ代表(同19位)、同4日にベルギー代表(同6位)と対戦予定。銀メダルに輝いた東京五輪を超える金メダル獲得を目指す。