卓球 大藤沙月&横井咲桜ペアが初V王手 元世界1位“Wみゆう”との日本勢対決で完勝 木原美悠は脱帽「止められない勢いある」
「卓球・WTTファイナル」(22日、北九州市立総合体育館) 女子ダブルス準決勝が行われ、アジア選手権覇者の大藤沙月(20)、横井咲桜(20)組=ミキハウス=が、元世界ランク1位の長崎美柚(22)、木原美悠(20)組=木下グループ=を3-0のストレートで下し、初優勝に王手を懸けた。 【写真】気落ちした表情 完敗したWみゆう 気鋭の二十歳ペアの快進撃が止まらない。19年大会覇者でもある“Wみゆう”との日本勢対決で、序盤は1-6と劣勢でスタートしたものの、攻撃的なプレーで逆転すると、一気に3-0と押し切って決勝進出を決めた。敗れた木原は「自分たちのやるべきことはやったが、勢いを止めることができなかった。サーブ、ラリーも力があって、止められない勢いがある」と、急成長を遂げている同学年2人のペアに脱帽した。 10月のアジア選手権では女子ダブルスで日本勢初の優勝を果たした、同級生の沙月(さつき)と咲桜(さくら)による“Wさっちゃん”ペア。今大会も前日、シングルスでは大藤が伊藤美誠(スターツ)を破って8強入りするなど、破竹の勢いは止まらない。 横井は「前半は流れが悪い中で大藤選手に助けられて、自分もポジティブな気持ちになれた。ラリーには自信を持っているので、ラリーをしたら負けないだろうという気持ちがあった」とうなずいた。年間王者まであと1つに迫ったが、「優勝したい気持ちはすごくあるが、意識しすぎずに目の前の試合を1つずつ頑張りたい」と肩の力を抜いた。