ヒール部分の控えめなロゴもポイント。トゥ部分に入ったシルバーのパーツがここにも配置される

現在、ニューバランスの中でも『2002R』や『1906R』が支持されていますが、本来『860v2』がなければそのモデルたちも存在しえなかったので、まさしくなくてはならないモデルといえますね。 個人的にも『Aimé Leon Dore』とのコラボモデルも履いていたので、その良さも実感しています。オーバル型のシューレースも懐かしいし、ここまでオープンメッシュな素材のモデルも久しく履いていなかったので、どこか新鮮な感じがしました」 アシックスの「ゲルカヤノ」や「ゲルNYC」などとともに、イナタいランニングシューズというトレンドを牽引してきた「860v2」。国井さんは最後にこう締めくくる。

「イナタいシューズがトレンドという現在のスニーカーシーンのムードを作った先駆者でもある『860v2』。ただ、『2002R』や『1906R』から『ニューバランス』のレトロテックなランニングモデルを履き始めた人も多いと思います。しかし、その原点にはこの『860v2』があります。今回の新色は、今のトレンドにもピッタリなものになっているので、このタイミングで改めて『860v2』を再確認してほしいですね」