竹田麗央の朝のルーティンに強さの秘密を見た!? 毎試合現地にいるプロが解説!【勝者のスウィング】
ここでは竹田選手の朝の練習始めに必ず行う、ティーアップしてウェッジを使いスローモーションで打つ練習法を取り上げてみましょう。朝の駐車場を軽く走り、練習場ではバットを振って体をほぐしすとスローモーション打ちから始めています。スローモーションは素振りでも体やクラブの動き出す順序を整えたり、クラブや体の動きを感じながら振ることで大きな効果が期待できます。
竹田選手はこのティーアップしたボールをスローモーションで“フルスウィングの大きさで打つ”ので、体の動きだけでなく入射角や打点、リズム感も確認していることでしょう。朝の練習場は時間を気にして、つい焦りがちなるのでゆっくりとしたスローモーション打ちで気持ちを落ち着かせているのかもしれません。 5球から10球程度のスローモーション打ちした後にウェッジで短い距離から打ち始めています。シーズンを通して安定した成績を残す竹田選手のスウィングの基本になっているに違いありません。 初優勝から7勝を挙げメルセデスポイントは3000ポイントを超え、独走態勢に入った竹田選手。2位の山下美夢有選手は約2400ポイント、3位小祝さくら選手と4位の岩井明愛選手は約2000ポイントで続きます。出場選手が限られる「TOTOジャパンクラシック」と「JLPGAツアー選手権リコー杯」まで入れると残すところ8試合。引き続き竹田選手に注目していきましょう。
プロゴルファー・中村修