不倫やめられず…妻と1歳の娘を殺害した元看護師の渡辺健被告(31) 妻に睡眠薬入り飲料飲ませ交通事故を…医師・警察官が語った“違和感” 新潟市
証人尋問(2)交通事故を目撃していた警察官
2021年3月、春香さんは渡辺被告が自宅で提供してきた睡眠薬入りの飲料を飲み、その後、新潟市南区の広域農道で娘の純ちゃんを乗せて2人で車を走らせていた際に道路脇のポールに衝突する交通事故を起こしている。 証人尋問で次に証言台に立ったのは当時、春香さんが運転する車のすぐ後ろを走っていた男性警察官だ。 男性警察官は当時、新潟市中央区の新潟警察署に勤務していて、事故現場に遭遇した時は勤務を終えて帰宅途中であった。 検察側: 事故現場はどんな場所か? 男性警察官: 両側が田んぼで見通しの良い直線道路 検察側: 車通りは多いか? 男性警察官: 当時は対向車はなく、私の車も事故を起こした車両も法定速度である60kmを守って走っていた 検察側: 事故車両はどんな様子だった? 男性警察官: 道路の左側にそれるような挙動を10回程度していて、設置されていたガードレールにぶつかりそうになりながら、また走行車線に戻ってきていた。居眠り運転だと思って、事故に巻き込まれるのが怖くなり、車間距離を空けて走っていた 検察側: 春香さんの車はその後どうなった? 男性警察官: 土でできたのり面に突っ込んだ。私はすぐに救助に向かって、運転席側のドアを開け、小さい子どもと渡辺さんを引っ張り出した 検察側: 渡辺さんは救出時どんな様子だった? 男性警察官: 「ケガはありませんか?」と2~3回聞いたあと、やっと「大丈夫です」と返答があった。その後も「救急車を呼びますか?」など問いかけたが、2~3回同じことを聞いてやっと答える感じ。反応は鈍く、痛さと眠気が混ざったような表情をしていた 検察側: 消防や警察に通報はしなかったか? 男性警察官: 春香さんに目立った外傷はなく、救助後も自力で立てていて、本人も「ケガはありません。救急車はいりません」と話していたため消防には通報しなかった。110番通報は春香さん自ら行ったが、場所の説明を上手くできていない様子だったので、私が代わりに説明した
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