【新型BMW M2】最新アップデートで15kW(20ps)の出力向上。マニュアルトランスミッション仕様も継続し2024年8月から生産開始!
昨年、日本デビュー時のM2の価格は1000万円の大台を超えず税込み958万円でした。円安傾向は政府介入後も依然として変わらず。もしBMWが戦略的価格を採用しても実質的に1000万円を超えるのではと予想します。
それでも上位に位置するM4やM3はおよそ1500万円と標高差は相当。というワケで、新車で買える飛び切りスポーティなBMWとして、依然として色褪せぬ価値をもつM2なのです。
この新型M2は市場ニューズを配慮してか、メキシコ工場で本年8月より生産されます。これまでの販売比率は欧州が約4割程度。単一市場で見ると、北米、ドイツ、中国、英国、日本の順となるそうで、まあ納得の結論かもしれませんね。
アップデート最大のトピックはやはりそのパフォーマンスです。主にエンジン制御がその中心でドライブモードや各ギア、速度域など細かく見直しバージョンアップ。結果的に最高出力そのものも15kW(20ps)向上したのですが、最大トルクの数値はATが600NmとMTより50Nm高くなっています。
公称値の最高速度は250km/h。オプションのMドライバーズパッケージ装着車では285km/hmに達するそうですから、やはりモータースポーツ直系のクローズドデッキ採用S58エンジンは素晴らしい! といわざるを得ません。この先、内燃機時代の名機として語り継がれることでしょう。
車内の眺めは相変わらずドライバーのテンションを高めてくれます。モニターを通じた操作系はBMWオペレーティングシステム8.5へと正常進化。コネクト環境を含め、この辺りの装備はスマホやPCのごとく、随時進化するので自動車メーカーも大変です。ただし、なんでもかんでもクラウド上に……というのも考え物。今後に課題も残ります(一般論として)。
ボディカラーは8種の新色が加わりました。日本でどの程度の対応となるか未知数ですが、予算的ゆとりがあればインテリア含めインディビジュアルなコーディネイトを実現したいところ。ちなみに北米ではレーシーなバックスキンのステアリング、快適装備のステアリングヒーターなどのオプション設定もあるそうな。さて、日本仕様はどうなることやら。