ベッカム氏、栄光の1999年が古巣を「触発して欲しい!」 マンチェスターUトレブル・ドキュメンタリー完成プレミアで発言
元イングランド代表主将で1998-99年シーズンのマンチェスターUトレブル(プレミアリーグ、FA杯、欧州CL)優勝の主要メンバーだったディビッド・ベッカム氏(49)がマンチェスターUの新ドキュメンタリーのプレミアに登場。苦境にあえぐ古巣を叱咤(しった)激励した。 BBCをはじめ、英メディアが一斉に報じたところによると、ベッカム氏はアマゾン・プライム・ビデオがリリースした新作ドキュメンタリー「99」のプレミアに出演し、3部作で栄光のトレブルを描いた新作が「今のチームを触発して欲しい」と発言。2013年のファーガソン監督勇退以来、プレミアリーグ優勝から遠ざかっている古巣を励ました。 またベッカム氏は、「長い間いい時代が続いたことで、現在のような状況に陥ることは必然。不振が長引いてきていると思う気持ちもあるが、生え抜きが栄光をもたらした当時のドキュメンタリーが、今の生え抜きを刺激して欲しい」と語り、今回のドキュメンタリーが強豪復活の一助になることを希望した。 しかし同プレミアに出席した元主将のギャリー・ネビル氏のコメントはやや辛らつ。素晴らしい過去は「味方にもなるが、敵にもなる」と話すと、今月25日に予定されている地元ライバル・マンチェスターCとのFA杯決勝の展望を聞かれ、「(優勝は)現時点では非常に難しい」と語ると、「彼ら(現在のマンチェスターU選手)にとって、こうした過去の栄光と寄り添うことは簡単なことではないだろう」と続けて、イングランド最強の栄華を誇った現役時代のマンチェスターUと現在のチーム状況を照らし合わせると、リーグ8位に沈む古巣の現状に胸を痛めていた。
報知新聞社