7日間で6件の交通死亡事故発生 静岡県が3年9か月ぶりに「交通死亡事故多発警報」を発表
静岡県は、10月31日から11月6日までの7日間で、6件の交通死亡事故が発生したことから、3年9か月ぶりに「交通死亡事故多発警報」を発表しました。 期間は11月7日から11月16日までの10日間で、県民に対し改めて交通事故防止を呼びかけるとともに、広報啓発や交通指導取締りの強化を中心とした、緊急対策を実施します。 広報活動は、民放ラジオなどによる呼びかけのほか、道路情報板などによる広報、市町交通指導員による街頭指導、警察による交通指導取締りの強化などです。 交通死亡事故多発警報は、県民の交通安全意識を喚起するとともに、県、警察、市町及び関係機関・団体が相互に協力して、総合的かつ集中的な交通事故防止対策を推進し、早期に交通死亡事故の発生を抑止することを目的としています。 県内で、交通死亡事故が7日間以内に6件以上発生したとき、警察本部長の意見を踏まえて出されます。 県内では11月6日、湖西市と静岡市で、高齢者2人が交通事故により死亡するなど、10月31日から11月6日までの7日間で、6件の交通死亡事故が発生しています。 「交通死亡事故多発警報」が出されるのは、2021年2月16日から25日までの10日間以来、3年9か月ぶりです。 静岡県の鈴木康友知事は、「交通事故は誰もが被害者、加害者になるおそれがあります。悲惨な交通事故を1件でも減らすため、警報を機に、県民の皆様一人ひとりが、自発的に交通事故の防止に取り組んでくださるよう、御理解と御協力をお願いいたします」とコメントしています。
静岡放送