イケボのイケオジ（Ｃ）日刊ゲンダイ

　松本若菜（40）主演の連ドラ「西園寺さんは家事をしない」（TBS系＝火曜夜10時）。そろそろ最終回が近づいているが、視聴者からは《終わらないでほしい》《もう寂しい》などと、早くも“ロス”を訴える声が続出している。 【写真】「西園寺さん」vs「スカイキャッスル」衣装対決は勝者明白 松本若菜の着こなしに共感が集まるワケ 「メインの松本さん、相手役の松村北斗さん、その娘ルカちゃん役の倉田瑛茉ちゃん、そして西園寺さんの会社の同僚に至るまで《ちょっと違うな》と違和感を覚えるキャスティングが1人もいない。だから純粋にドラマの世界に没入できているのかも。人気沸騰中の瑛茉ちゃんなんてまだ4歳！ それであの絶妙な間合いと表情を出せるとは、末恐ろしいと、 うならされるばかりです」（スポーツ紙芸能担当記者） 　中には《ずっと見ていたいドラマだから、ルカちゃんが大人になるまで続けてください》なんて無茶なお願いを書き込む視聴者もいるほどだ。 　人気沸騰といえば、この人の人気も初回からグングンと上昇中。松本演じる西園寺の彼氏・横井を演じる津田健次郎（53＝写真）だ。長い間、片思いしていた西園寺さんとの恋が実るものの、3日放送の第9話では身を引き、大人の男の優しさと気遣いをたっぷりと視聴者に見せつけた。 「今をときめくSixTONESのメンバーである松村さんと堂々の恋の三角関係。今回の津田さん演じる横井はいわゆる《恋の当て馬》的な存在ですが、通常の恋愛ドラマの当て馬といえば、だいたいヒロインの相手役と同世代の場合が多い。津田さんは53歳ですが、29歳の松村さんと並んでも何ら引けを取らないカッコよさ。大人の男の渋い魅力にうっとりしている人は多いはず」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。 　もともと声優でブレークしたから当然なのだが、とにかく津田のセリフは聞き取りやすい。 「目を閉じて聴いていると、一文字一文字、微妙に声のトーンを変えているような……セリフがとんでもなく丁寧だなと実感できます。今年放送の連ドラ『グレイトギフト』（テレビ朝日系）でのやや中二病のようなクセがある役柄の津田さんも弾けていて好きなんですが、『西園寺さん』の好演で、今後は《恋愛ものにもっと出てほしい》という声が増えそうですね」（山下真夏氏） 　そんな津田、2023年10月には写真集「ささやき」も発売している。 「オリコンの週間写真集ランキングで男性部門1位を獲得していて、重版もされている。『西園寺さん』ブームで次なる写真集が企画されても不思議ではありません。長い間、声優ファンの間では知らない人はいない存在でしたが、ここ数年ですっかり俳優としてお茶の間にも認知された。優しげなイケオジながら、狂気を含んだようにも見えるあの目が印象的ですよね」（大手出版社編集者） 　50代で恋の当て馬を堂々と演じ、新たな層にもファンを拡大させた津田。イケボなイケオジは、これからもまだまだ新しい顔を見せてくれそうだ。 　　◇　　◇　　◇ 　最終回間近の「西園寺さんは家事をしない」だが、「既視感満載」の声に負けずに、ここまで放送を続けられてきたが、それはなぜなのか？ ●関連記事【もっと読む】松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方…では、その秘密に迫っている。