広島・九里 中6日の調整法&プライベートは? 語った「1週間の過ごし方」
広島の九里亜蓮投手(32)が本音をさらけ出す一人語り『Spirit of Challenge』。第3回は『1週間の過ごし方』をテーマに、先発投手としての独自の調整法やプライベートのちょっとした楽しみも明かしてもらった。 ◇ ◇ こんにちは!九里亜蓮です。今季初勝利を挙げてから初めての一人語りになります。皆さんの変わらない熱い声援のおかげで1勝目をつかむことができました。先日は完封勝利を挙げることもできましたし、もっと勝てるように頑張ります。 さて、今回は中6日での先発を想定して、僕の1週間の過ごし方を話していこうと思います。まず登板翌日は軽く体を動かして、キャッチボール、有酸素運動をして終わりです。前日に投げた体の疲れ具合のチェックを行います。 登板2日後は休みなので、土日だったら子どもたちと遊んだり、休みに徹します。子どもがいない時だったら宮島など、その辺にドライブに出かけたり、リフレッシュして、また次の日からの練習を頑張ります。 休み翌日である登板3日後は状態の確認と、この日から試合前日まではウエートトレーニングを入れています。まずこの日は高重量で下半身のウエートをしっかりやります。下半身に関しては負荷を一番かける日で、普通のスクワットだと200キロを挙げる時もあります。 その次の日、登板4日後であり次の登板の3日前は、高重量での上半身のウエートとブルペンに入ります。ブルペンは登板日までにこの1回しか入らないので、試合に近い状態で投げます。多くの先発投手は登板2日前にブルペンに入るのですが、3日前だと球数が多かろうが、少なかろうが、どういう調整の仕方もできます。なので感じが良いなと思えば、球数を増やしてもいいと思うし、違うなと思えば、球数を少なめにして、違うところで調整すれば良い。調整にゆとりを持つという意図で、僕は3日前にブルペンに入っています。 登板2日前は下半身のウエートに戻りますが、次は瞬発系のメニューで体にキレを出します。登板前日は逆に上半身の瞬発系のメニューで、下半身との連動を意識して調整終了です。 僕にはルーティンが一切ないですし、野球で緊張することもあまりないので、登板前日、登板日も普通に過ごします。12時間くらい寝たり、睡眠時間はしっかり取るようにはしていますが、食事もバランスには気をつけながらも、絶対にこれを食べるというものはないです。 そんな日常でのご褒美はちょっと高いアイスクリームを買うこと(笑)。サーティワンのポッピングシャワー、あれは譲れないです!僕は食べ過ぎなのか、夏場に向かっていくにつれて、体重が増えてしまうので、普段は食べ過ぎないようにしているのですが、たまに食べるアイスクリームが至福の時です。 というわけで、これが僕の1週間の過ごし方です。ウエートはやるのが当たり前という考えで取り組みながら、時には息抜きもして、ベストな状態でマウンドに上がれるように心がけています。