交通手段組み合わせ検索や決済が一括 MaaS進めるため自動運転の実証実験へ 三重・桑名市
長島駅とナガシマスパーランドを結ぶ自動運転バスを本格運行に向け調整=桑名市(三重テレビ放送)
三重県桑名市の伊藤市長は7日、年頭の記者会見で自動運転の実証実験の推進に取り組む考えを示しました。 今年の抱負として、市長は「ひとりひとりが生きがいと誇りを持って暮らせる桑名市を市民とともにつくり上げていきたい」と述べました。 また、複数の交通手段を組み合わせて検索や決済を一括で行うサービスMaaS(マース)推進の一環として、自動運転を実用化するための実証実験を実施することが発表されました。 桑名市では現在、長島駅とナガシマスパーランドを結ぶルートで、電気自動運転によるEVバスの準備走行が行われていて、来年の本格運行に向けた調整が進められています。 また、AIを活用したバスの運行も進められていて、利用者は専用アプリか電話で乗車時刻や乗り場を指定することで、公共交通機関の運行が少ないエリアでも時刻表を気にせず利用できるということです。 このAI活用バスは、市内の久米や桑部などのエリアで2月10日から本格運行が開始するほか、多度エリアでの実証運行が1月24日から開始します。