61人を検挙、噴水も撤去したけれど…それでも「立ちんぼ女性」が消えなかった「大阪・梅田の有名スポット」の正体
2019年から2020年にかけて61人が検挙されたにもかかわらず、大阪・梅田の「泉の広場」がまた、立ちんぼ女性が集まるスポットになりつつあるワケとは…? フリーライターの花田庚彦氏の新刊『 大阪 裏の歩き方 』(彩図社)より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/ 後編 を読む) 【衝撃画像】スカートが短すぎる女性、立ちんぼ撲滅のために「黄色に塗られた道路」…この記事の写真をすべて見る ◆◆◆
泉の広場に立ちんぼはまだいる
梅田地下街ホワイティの外れにある泉の広場。もともとは噴水があり、それを囲うように座れるスペースがあって、待ち合わせ場所として重宝されていた。 しかし、この泉の広場は、大阪では売春の温床としても知られていた。2019年から2020年にかけて立ちんぼの女性61人が検挙されたことで、全国的にも知られるようになる。 現在は、立ちんぼを寄せつけないためかわからないが、噴水は撤去されている。取り締まりに伴い、立ちんぼは別の場所に移ったと言われているが、実際のところはどうなのか。 事情通に聞くと、「まだいますよ。兎我野町より質は落ちるけど、数人立っています。行けばすぐにわかりますよ」とのことだったので、リニューアルされた泉の広場に向かった。 周辺には桜のモニュメントが装飾されており、かつての泉の広場の面影はない。待ち合わせのメッカとしての顔は健在で、次々と人が集まってくるが、なかには明らかにそれと思しき女性も数人、見受けられる。 真横のカフェに席を取り、観察することにした。 Xや出会い系の掲示板などで売春を募っている可能性もあるので、それらしいキーワードを入れて検索してみたが、ヒットはしない。 女性たちは露骨な客引きをするわけではなく、声かけを待っているように見える。何かあったとき、言い逃れられるようにしているのだろうか。売春防止法第5条第1項では、処罰の対象行為として「公衆の目にふれるような方法で、人を売春の相手方となるように勧誘すること」と明記している。つまり、強引に客引きをしなければ、罰則の規定に当てはまらないのだ。 「タイプじゃない男性はお断り」「若いイケメンが話しかけると女性はホテルへ…」大阪・梅田の「立ちんぼスポット」を密着してわかった“売春ビジネス”の裏側【写真あり】 へ続く
花田 庚彦/Webオリジナル(外部転載)
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