局アナ→東大大学院1年生になった磯貝初奈 「お昼を1人で食べていたら…」同級生の反応に驚き
■キャンパスライフで「うれしい驚き」
――入学する前と後で、想像していたこととの“ギャップ”はありましたか? 正直、大学を卒業してそのまま大学院に進む方が多いと思うので、そういう方からしたら(自分の存在が)“異質だろうな”と構えていた部分ももちろんあって。だから1人で学ぶ感じに近いかなとは思っていたんですけれど、23~24歳の大学から上がってきた大学院生の子たちが、“ハードルなしに仲良くしてくれる”っていうのがうれしい驚きでした。
――どんな話や交流をしているんでしょうか? 私、大学に入ってた時は紙のノートとかルーズリーフで板書してたんですけど、“タブレットを使うと便利なんですよ”とか。お昼も初め1人で食べていたら、“初奈さんぼっち飯だ~”とか言いながら入ってきてくれたりとか(笑)。 思っていた以上に青春っぽい感じにいれてもらって、楽しいなって。 みんな(大学卒業からそのまま大学院1年生になった同級生)は今、就活期間中だったりもするので、「模擬面接してください」って頼んでくれたりもして。社会人経験をそうやってありがたがってくれると想定していなかったですし、一緒にアフタヌーンティー行ったり、遊びに行ったり。 ――他にも“キャンパスに通う良さ”は何かありますか? 勉強を好きな人が基本的に集まっているので、学科に関係ないことでも「この間こういう本を読んで、これがこうで面白かったんだけど、どう思う?」っていう話で盛り上がったり。授業の内容以外でも学びが多いなっていうのは、キャンパスの良いところだなって思います。
■入学してわかった「予想以上に知らないことは多い」
――会社を退社して大学院に入学。その決断について、今の率直な心境は? “退職して入学する”というのはかなり生活が変わるので、もちろんすごく大きな決断ではあったんですけど、今の段階では少なくとも本当に良かったなと思っています。 (局アナ時代は)日々、自分がニュースを読んでいる中で“ちゃんとわかっていない気がする”って思って、それがストレスでした。背景とか歴史の部分とか、他国との比較とかわかってない気がすると思って、それを解消したいなというところで大学院に行ったんですけど、入ってみたらやっぱり予想以上に知らないことは多いんだなと。せっかく4年間 時間を作ったので、“想定していないわからないこと”もあるから、とにかく色々吸収して。学んでいく中で“この分野は”という何か専門を持てればいいなと思っています。