今夏は餌不足でクマ出没が増える? 長野県が警戒情報
長野県内の月別の出没傾向は、通常年の場合は山の餌がなくなり農作物が収穫期を迎える8月が目撃のピーク。しかし2006、2010、2014年の大量出没年の平均を取ると、8月から通常年以上に出没数が増え始めて9月になってピークを迎え、9月だけで各年9月平均の倍近い900件弱もの出没を目撃しています。出没数と長引く期間で、農家や市民の警戒態勢の強化と警戒期間の長期化が迫られます。 長野市内では市街地に近い地附山公園にも「クマ出没注意!」の看板が立ち、山手の飯綱高原でも目撃情報が相次いでいます。山に入るときは、クマに人の存在を知らせるために音を出しながら歩くなどの対策が欠かせなくなっています。
----------------------------------- ■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説