「日本のアキレス腱だ」経験不足を露呈した若き守護神・鈴木彩艶に韓国メディアが“口撃”「足を引っ張る」【アジア杯】
「やはり日本が優勝候補国ではないことが分かった」
3大会ぶりのアジア制覇への道の険しさを感じさせる一戦となった。 現地時間1月14日、サッカーのアジアカップが、カタールの首都ドーハで行われ、グループDの日本代表は4-2でベトナム代表を撃破。史上最多5度目の優勝へ白星発進をした。 【動画】韓国メディアから猛批判を受けた鈴木彩艶の守備シーン スコアだけを見れば、「快勝」と言える試合だが、試合後の森保一監督の「簡単な戦いはない」という言葉にあるように、苦戦を強いられ、下馬評通りの内容とはいかなかった。 11分に南野拓実のゴールで幸先良く先制点を奪った森保ジャパンだが、先制のわずか5分後に左CKからグエン・ディン・バクに同点弾を献上すると、33分には直接FKの流れから被弾して逆転をされてしまう。 かつて日本代表を指揮した敵将フィリップ・トルシエの“日本策”の前に肝を冷やしたサムライブルーだったが、欧州で経験を積んだ戦士たちはクレバーに戦い続けた。前半終了間際に南野(45分)と中村敬斗(前半アディショナルタイム4分)の連続ゴールであっさり逆転に成功。後半はペースダウンしたが、相手の反攻を危なげなくかわすと、85分に久保建英のアシストを上田綺世が決めて突き放した。 FIFAランク94位(日本は17位)と格下のベトナムに手を焼いた森保ジャパン。そんなチームにあって、国内外で厳しい評価を下されているのが、正GKとして抜擢された鈴木彩艶だ。 セットプレーの対応時に周囲との連携不足と、経験のなさを露呈した鈴木をライバル国のメディアも酷評する。韓国の日刊紙『スポーツ韓国』は「やはり日本が優勝候補国ではないことが分かった」と断言。その理由として21歳の若き守護神を挙げた。 「日本は勝利したが、気まずさが残る。振り返れば、鈴木彩艶のまずい守備が大きかった。GKの世代交代を進めている日本にとっては、GKポジションの問題が今大会中ずっと足を引っ張るだろう」 また、韓国メディア『Xportsnews.com』も「優勝候補の日本の弱点が、ゴールキーパーにあることがベトナム戦で確認された」と指摘。「正確にはゴールキーパーの経験不足となる。21歳の鈴木彩艶は緊張していたからか、2失点した場面で最初はポジショニングが悪く、次は目の前で弾んだボールを上手く処理できずに詰めてきた相手に押し込まれた。いずれも経験不足から生まれたミスだった」と論じた。 国外から「優勝候補国のアキレス腱になるかもしれない」(『Xportsnews.com』より)と手厳しく断じられてしまった鈴木。この経験を糧にイラクとの第2戦で奮起できるかが、日本浮沈のカギとなりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]