慢性的な満車状態が続く出雲空港駐車場問題に改善の兆し 新たな利用ルール導入で一定の効果確認(島根)
山陰中央テレビ
慢性的に満車状態が続いた出雲空港の駐車場について、空港を管理する島根県は、当面、有料化しない方針を決めました。今年7月に導入した新たな利用ルールが混雑緩和に一定の効果があったとしています。 櫃田優果記者: 「出雲空港ターミナルビル近くの駐車場です。平日ですが多くの車が停まっていてほぼ満車状態です」 出雲空港の駐車場。 最大で1700台分のスペースが確保されていますがターミナルビルに近い場所では平日、休日を問わず混雑し、慢性的な満車状態になっていました。 空港を管理する島根県は今年7月、慢性的な混雑の原因になっていた駐車場利用の新しいルールを導入、3日以内の短期間はターミナルビル近く、14日以内の長期間の駐車はターミナルから離れた駐車場と駐車場による利用期間を明確に示しました。 11月14日は、今後の対策について、県や出雲市、航空会社などでつくる協議会の会議が開かれました。 協議会担当者: 「1日で3時間しか満車になっていないと言う状況です。特に平日の満車日数が減少しております」 7月以降、ターミナルビル近くの駐車場では満車になった日数、時間がともに大幅に減少。新ルールが慢性的な満車状態の緩和に一定の効果があったと報告しました。 島根県港湾空港課・仙田敦志室長: 「現時点では有料化の必要まではないという認識ではありますが、引き続き利用状況について確認した上で進めていきたい」 県は来年2月に開く予定の次の会議で無料か有料かの方針を決めたいとしています。
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