カードゲームで楽しみながら気候変動学ぶ 京都でフォーラム、ショート動画の配信者らも登壇
ショート動画の配信者と専門家が、環境問題について話し合う「みんなで学ぶ気候変動プロジェクト2024フォーラム」が24日、京都市左京区の国立京都国際会館で開かれた。講演のほか、オリジナルのカードゲームでの対戦もあり、楽しみながら気候変動対策を学んだ。 フォーラムでは東北大の小野裕一教授(気候学)が、気温上昇で台風が強くなっており「新幹線の車両基地が浸水するなど今までの洪水対策が通用しなくなっている」と指摘した。京都市地球温暖化対策室の松本紗代子課長が電気自動車で社寺を巡る「脱炭素修学旅行」の支援をしているなど市の取り組みを紹介した。 さらにショート動画を配信するモスコさんやそば湯さんらをはじめ、同志社大の学生が登壇し「服を長く着る」「マイボトルを使う」などを二酸化炭素排出量の少ない順に並べる独自のカードゲームを行った。参加者は地球に優しい行動を楽しく学んだ。 フォーラムは京都新聞主催。会場では約120人が登壇者に耳を傾けた。協賛企業の「TikTok」による生中継も行われ、延べ約6万2千人が視聴した。