IT企業がサポート ネットを使い商品を宅配する「買い物支援サービス」実証実験開始へ(鳥取・岩美町)
山陰中央テレビ
買い物機会の確保を目指す取り組みです。 鳥取県岩美町でインターネットやカタログで注文された商品を宅配する買い物支援サービスの実証実験が始まりました。 買い物支援サービスの実証実験が始まったのは、岩美町の蒲生地区と岩本地区。 11月14日、サービスの説明会が開かれ、参加した8人の住民が担当者から、注文の仕方や商品の受け取り方法などについて聞きました。 このサービスには鳥取市のIT企業「アクシス」が2021年に始めたネット宅配サービス「トリスト」を活用。来年1月末まで実証実験を行い、住民のニーズや支援の効果を確認します。 担当者: 「注文できるのは食料品、日用品と書いてあるが、基本的にサンマート岩美店、ジュンテンドー岩美店の商品が注文できる」 「トリスト」のサービスは、これまでに鳥取市、米子市、八頭町で導入され、スーパーやホームセンターなど24の店舗が参加しています。 スマートフォンやパソコンなどを通じて「トリスト」のホームページから注文すると、自宅のほか公民館など事前に指定した受け取り場所に商品が配達されます。 今回の実証実験では、事前に配布したカタログをみて、電話やFAXで注文することもできます。 参加者: 「ありがたいです。車がないけん。歳だけんね。便利でええですねこれがね」 「これから冬になると、道路の状況も雪が降って悪くなるので、そういう時はこちらの方が便利かなと」 アクシス・竹内蹴人さん: 「(高齢の方など)今はご自身で買い物行ける方もいらっしゃるが、今後ケガをしたりとか、車の運転が難しくなってしまったとかそういうことも考えられるので、一つの選択肢として皆さんにしていただくことが大切なのかなと思う」 2つの地区にはスーパーがなく、最寄りのスーパーまで車での移動が必要で、岩美町は買い物機会の確保に向けて実証実験の状況を見たうえで、本格導入について検討することにしています。
山陰中央テレビ