木に触れて親しんで 釧路で「木づなフェスティバル」
北海道内最大級の木のイベント「くしろ木づなフェスティバル」(同実行委主催)が26日、釧路市観光国際交流センターで始まった。多くの親子連れが来場し、木製楽器のコンサートやワークショップなどを楽しんだ。イベントは27日まで。 地場産木材の活用や森林資源、林業への理解を深めてほしいという思いで開いている取り組み。今回のイベントは3回目で、5年ぶりの開催となる。 初日のこの日、会場には道産木材を使用した車作りや丸太切り体験など38ブースものワークショップを展開。多くの子供や大人でにぎわい、催しを通じて楽しく木に親しんだ。木でトラクターを作った市内在住の松田七蒼君(3)は「色を塗るところを頑張った。家に帰って遊ぶのが楽しみ」と出来栄えに満足そうに話した。 ステージでは、新たなマスコットキャラクター「マキリちゃん」のお披露目や世界に認められた工房「弦楽器いづつ」(長野県)の井筒信一代表が来釧し、製作したバイオリンのトークショーを行った。さらに、そのバイオリンを使用しバイオリニストの柴田夏未さんらが「情熱大陸」などを演奏した。 最終日の27日はヒートボイスのスペシャルライブ、石川志乃さんのタップダンスが行われる。鈴木一浩実行委員長は「2日目も木工作体験がたくさん。遊びを通じて自然の力強さやぬくもりを感じて、木に親しんでほしい」と語った。
釧路新聞