「記録を出せるようにしたい」女子高校生2人が “モデルロケット” 開発 広島の大会で入賞目指して【岡山】
RSK山陽放送
岡山県倉敷工業高校で科学部の女子生徒2人が手作りロケットの開発に取り組んでいます。あす(16日)、広島県で開催される大会で入賞を目指しているという2人。胸に秘めた思いを取材しました。 【写真を見る】「記録を出せるようにしたい」女子高校生2人が “モデルロケット” 開発 広島の大会で入賞目指して【岡山】 学校の運動場で試作機の性能を確かめます。 (倉敷工業高校科学部 山野井彩乃さん(2年)) 「楽しかったです。思ったより高く飛んだので良かったです」 倉敷工業高校で紙やプラスチックでできた機体を火薬を使って飛ばす「モデルロケット」の開発に取り組んでいるのは科学部の横井咲月さんと山野井彩乃さんです。 ■挑戦のきっかけは「面白そう」 生徒の経験になれば、と学校が資金面などでサポートを受けられる日本モデルロケット協会のプログラムに応募しました。 対象校に選ばれたのち、挑戦してみたい生徒を募った結果、この2人が手をあげたのだといいます。 (倉敷工業高校科学部 山野井彩乃さん) 「ロケットっていうのが、アニメとか漫画とかで興味を持ってて、今回自分で参加できると聞いて面白そうだなと思って」 今年4月から開発に取り組んできた2人。 目標にしてきたのは、愛好家らが参加するモデルロケットの大会で入賞することです。 (倉敷工業高校科学部 横井咲月さん(2年)) 「表面に柿渋を塗っていて、水に強いよう作っています。もし雨が降っていて、ボディーに水がついても(水を弾いて)重くならない」 ■「記録を出せるように」あす(16日)へ向けて 大会には到達した高さと、滞空時間を争う2つの部門があります。試作機でのベスト記録は30メートルと12秒。改善点はあるものの、上手く行けば、入賞の可能性は十分あると顧問の藤田先生は話します。 (倉敷工業高校科学部顧問 藤田学教諭) 「決していい思いばかりではなくて、自分たちが思う通りにはいかなくて悔しい思いをしているんですけど、それを糧にしてがんばってもらって、実際そうやって続けていってくれようとしているのでありがたい」 期待と不安が入り混じる中、2人は本番ギリギリまでロケットの調整を続けたいと話します。 (倉敷工業高校科学部山野井彩乃さん) 「パラシュートが開くのが遅かったので、てっぺんでパラシュートが開くようにがんばりたいと思います」 (倉敷工業高校科学部横井咲月さん) 「どんどん改善していって記録を出せるようにしたい」 努力が実ることを信じて…。大会はあす(16日)、広島県で開催される予定です。
RSK山陽放送
【関連記事】
- 「他の男に裸を見せるのか」通院禁じ家の中を24時間監視 母親(36)は交際相手(41)の「異常な支配欲」で精神的におかしくなり娘(6)を虐待したのか【岡山女児虐待死・後編】
- “納豆を片手で食べられる道具”を開発し5つの金賞を獲得した女子高校生の願い「あきらめなくていい世界を」【岡山】
- 「夫に責任を感じさせたい」8歳の長男を車の中で殺害の母親 不妊治療の末に授かった我が子をなぜ
- 母・邦子さん 息子(稲葉浩志さん)に「盆の忙しい時にライブをするんじゃな」凱旋コンサート2日目「178(いなば)ナンバー」の車も集結【岡山・津山市】
- 「アリにしか見えない」けど実は「クモ」?!ぴょんと跳んでハエを捕まえる『アリグモ』さぁ、脚は何本でしょうか...6本?8本?