自然のクーラー「上林の風穴」が国の登録記念物に 文化審が答申 愛媛・東温市
南海放送
愛媛県東温市にある「上林の風穴」を国の登録記念物とするよう、文化審議会が文部科学大臣に答申しました。 東温市の「上林の風穴」は標高1278mの「皿ヶ嶺」の中腹にあり、地下で冷やされた空気が山の斜面に堆積した安山岩の隙間から1年を通して吹き出しています。 特に夏には、冷気が漂う「自然のクーラー」として、多くの人が涼を求めて訪れます。 国の文化審議会は、きょう「上林の風穴」について再現が難しく文化的に価値が高いとして、国の登録記念物とするよう阿部俊子文部科学大臣に答申しました。 今後、答申通り登録された場合県内にある国の登録記念物は松山市の八束氏庭園や今治市の瓢箪島などに次いで5件目となります。