松村謙三らの偉業紹介 富山・南砺福野高巖浄閣で企画展
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富山県南砺市の南砺福野高校の巖浄閣(がんじょうかく)企画展は26日、同校敷地にある国指定重要文化財・巖浄閣(旧県立農学校本館)で始まった。「南砺の偉人」と題し、同市出身の先人の偉業を紹介した写真や資料300点余りが並ぶ。30日まで。 松村謙三(政治家)、稲塚権次郎(農業研究家)、吉田鉄郎(建築家)の3氏を取り上げた。松村のブースでは日中国交回復や農地改革に尽力した歩みを振り返る史料を展示。稲塚のブースでは育種に携わったコシヒカリの先祖になる水稲農林1号や陸羽132号の開発の歴史を紹介した。吉田のブースでは設計した全国の建築を年代ごとにまとめた写真約120点を飾った。 26日は開会セレモニーがあり、吉田が建築した同市福野の洋風住宅「山田邸」の11代当主、山田正彦さんが「3氏の業績に光が当たり、今後も功績が残っていくきっかけになればありがたい」と述べた。 開館時間は午前10時~午後4時。入場無料。