舞台は53年ぶりとなる大利根カントリークラブ西コース

◆国内女子プロゴルフ メジャー第3戦 日本女子オープンゴルフ選手権　9月26～29日　大利根カントリークラブ西コース（茨城県）　6845ヤード・パー72 【写真】粒ぞろいの女子ゴルフ！気になる最新メルセデス・ランキング これがトップ20の顔ぶれです

　国内女子ツアーのメジャー第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権」が26日から4日間（72ホール）の日程で開催される。各地区予選を突破した選手を含む120人（アマチュア38人）が、賞金総額1億5000万円・優勝賞金3000万円と「女子ゴルファー日本一」の称号をかけて競い合う。

23年大会を制した原英莉花　写真：Getty Images

　今年の舞台は名匠・井上誠一氏の設計による、美しい松林でセパレートされた高低差わずか3メートルというフラットな林間コース。大利根CCでの開催は東コースで行われた2010年（優勝・宮里美香）以来3度目。西コースで行われるのはツアー69勝の樋口久子が4連覇を飾った1971年以来53年ぶり2度目となる。 　福井県の芦原ゴルフクラブ海コースで開催された前年は、最終日を2位・菊地絵理香に1打差の単独首位から出た原英莉花が「68」で回り、通算15アンダーで差を3打に広げ逃げ切り、20年（ザ・クラシックゴルフ倶楽部 キング・クイーンコース）以来の大会2勝目を挙げた。 　以降、原は優勝から遠ざかっており、今季は国内ツアー22戦でトップ10入りは5回。最上位フィニッシュは3月「資生堂レディス」の3位。年間レースは24位につけている。通算5勝のうち3勝がメジャーという大舞台での強さを発揮して、今季初勝利をもぎ取りたい。69年から続く長い歴史の中で連覇を成し得たのは樋口、畑岡奈紗、勝みなみの3人。大会3勝以上も樋口、畑岡、ト阿玉の3人と、いずれも4人目の快挙がかかる。 　原は初日、今季3勝の岩井明愛、アマチュアの鳥居さくらとともに12時10分に1番からティーオフする。 　7月の米メジャー「アムンディ エビアン選手権」覇者の古江彩佳は、8位タイで終えた前年から2年連続の出場。今季、国内ツアーは4戦目で、直近2試合はいずれも9月の「ソニー日本女子プロ選手権」15位、「住友生命レディス東海クラシック」17位と優勝争いには絡めていない。古江は11時20分に1番から、竹田麗央、山下美夢有と同組で初の国内メジャータイトルを狙う。 　今季6勝で年間レース1位を走る竹田は「日本女子プロ」から国内メジャー2連勝がかかる。前週スタート前に右ヒザ痛で欠場した同2位の山下は復帰戦に挑む。同3位の小祝さくらは今季3勝の川崎春花、上田桃子と同組で6時55分に10番からスタート。初のメジャータイトルに挑む。 　前週「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で涙の初優勝を遂げた安田祐香は、アマチュアだった19年以来の大会出場となる。安田は今季2勝の岩井千怜、アマチュアの中村心と同組にになった。 ＜主な組み合わせとスタート時間＞ ※6時55分　小祝さくら、川崎春花、上田桃子 ※7時5分　天本ハルカ、堀琴音、佐久間朱莉 ※7時25分　菊地絵理香、藤田さいき、尾関彩美悠 11時20分　古江彩佳、竹田麗央、山下美夢有 11時30分　安田祐香、岩井千怜、＠中村心 12時10分　原英莉花、岩井明愛、＠鳥居さくら ※は10番スタート　＠はアマチュア