角田裕毅「Q3行きを逃したのは残念」0.007秒差予選Q2敗退を悔やむも、決勝での入賞に意欲…RB幹部は「中団勢のトップ」と前向き|F1
2024年の開幕戦バーレーンGP予選終了後、ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅が金曜日の予選セッションを振り返っている。 【動画】王者フェルスタッペンがやはり今季も速い!バーレーンGPでのPPを獲得 今季の力関係がまだまだ不明瞭な中で迎えたバーレーンGPは、アルピーヌ勢が予選Q1から大苦戦し、RB勢はそろってQ2進出を決めた。そしてQ2では上位勢と僅差の勝負となり、角田は1:30.129で周回するも、オスカー・ピアストリに0.007秒及ばず、惜しくもQ3進出を逸した。決勝で角田は11番グリッドからスタートとなる見通し。 なお、ダニエル・リカルドは予選14番手タイムで、角田としては開幕戦から僚友を上回るグリッドを獲得した形になる。 角田は予選終了後「わずかの差でQ3進出を逃したのは残念」と率直に語っている。チーム公式メディアがその言葉を伝えた。 「Q3に行けなかったのは残念ですが、自分のパフォーマンスには満足しています。木曜日は特にFP2で苦戦しましたが、チームは一晩で状況を好転させる素晴らしい仕事をしてくれた」 「実際に金曜日、クルマの感触はとても良かったです。まだ自分たちのクルマを正しく理解する過程にありますが、セッションごとに改善していると思うし、その進歩に満足している」 「今日は自分たちのパッケージを最大限に発揮できたと思いますが、レースではやはりポイントを獲得したい。明日、集中してもう一度できる限りのことをしたいと思います。クルマはロングランでも良いペースを示していますし、自信を持って決勝に挑みたい」
予選14番手だったリカルドはチームメイトの角田からQ2で0.149秒落ちだった。本人は「今夜の自分のパフォーマンスにはあまり満足していない」と、自身が十分な出来ではなかったと振り返った。 「この週末は順調に物事が進んでいたと思う。予選に向けて自信を持っていたけれど、結局あまりスムーズな状況にはならなかった。周回中にもちょっと苦労した箇所があったから、良い仕事だったと満足できるラインに至らなかった」 「でも、僕らのクルマやペースに関しては、ご覧のとおりだ。ユウキの位置(11番グリッド)は、チームとして思っていた通りの位置だった」 リカルドは「今夜は今週末を通して十分な内容ではなかったかもしれないけれど、レースに向けてトラックとマシンへのアプローチが異なる点もあった。決勝に向けてより自信が持てるようになったし、まだポイント獲得のチャンスはあると思う」と続け、土曜日の決勝での巻き返しを誓っている。