「Number＿i」の（左から）神宮寺勇太、平野紫耀、岸優太

　大みそか放送の「第75回NHK紅白歌合戦」（午後7時20分～11時45分）の出場者が19日に発表された。初出場となった「Number＿i」は、平野紫耀（27）、神宮寺勇太（27）、岸優太（29）によるトリオ。2023年5月にアイドルグループ「King＆Prince」（通称キンプリ）を脱退後、滝沢秀明さんが率いる芸能事務所「TOBE」に所属し、同年10月15日に3人で「Number＿i」を結成。今年元日にシングル「GOAT」でデビューした。 　神宮寺は「去年は（紅白を）見る側だったので、まさか出させていただくとは思いもしませんでしたし、お正月にデビューして12月31日、最後に出られるというのはすごいことだなと。とても光栄でうれしく思っています」と感慨深げに語った。 　これまでのアイドル路線から脱却し、ゴリゴリのヒップホップで攻めた同曲のミュージックビデオ（MV）は、日本の男性歌手のデビューシングルとして史上最速の3日で1000万回再生を記録する快挙でロケットスタートを切り、4月には米カリフォルニア州で開催された世界最大級の野外音楽フェス「コーチェラ2024」で悲願の初海外パフォーマンスを実現させた。 　9月に初フルアルバム「No．Ⅰ」を発売し、発売初週で40万枚超のヒットを記録。定額制音楽配信サービス（サブスク）「Spotify」では現在も「GOAT」「BON」「INZM」などシングル曲がトップ50にランクインしている。 　キンプリとして18年の初出場から5年連続で紅白のステージに立った3人にとって、2度目の”初出場”発表会見。平野は「今回出させていただくのも、社長のサポートあっての活動だったと思うので、『ありがとうございます』とお伝えしたい」と、新たなフィールドに立たせてくれた滝沢社長への感謝をにじませた。 　本番に楽しみにしていることについては、神宮寺が「どれだけ最大限のパフォーマンスを皆さんにぶつけられるかが楽しみです」と語ると、岸と平野も「そうだね」とうなずいた。