熊本電鉄2月から4分の1減便へ 運転士不足が深刻化
熊本朝日放送
熊本電鉄は、2月から電車の運行本数を全体の4分の1減らす大幅なダイヤ改正をすると発表しました。 柏樹利弘記者 「大幅な減便をするダイヤ改正を行うと発表した熊本電鉄。背景に何があるのでしょうか」 熊本市と合志市を結ぶ熊本電鉄。2月3日から実施されるダイヤ改正では、27%ほど減便されることになります。 平日はおよそ40本、土曜は51本の減便です。始発の繰り下げ、終電の繰り上げも行います。 減便の理由とは― 鉄道事業部長 「12月に入って、1月で退職したいという職員が出てきたものですから、現状のダイヤを維持するのが難しくなったというのが実情です」 熊本電鉄によると、3年ほど前から運転士不足が慢性化。定数9人を下回る7人で運行してきました。 さらに12月、3人が退職を申し出たため、ダイヤの維持が難しくなったとのことです。 減便は過渡的なものなのか、しばらく続くのか、聞いてみると― 鉄道事業部長 「今のところ、採用できる方を探している状況なので、現状しばらくは今のダイヤでいく必要があるのかなと考えています」 熊本電鉄のバス部門では、週休3日や平日限定勤務など、運転士の多様な勤務形態を導入したところ、応募者が殺到。鉄道部門でも去年から平日限定勤務の運転士募集を始め、人員の確保を図ります。