新井監督の“構想外”…?広島の戦力外候補(4)話題を呼ぶ“ドラ1戦士”も
熾烈な争いが繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年もレギュラーシーズンが終了。来季の契約にも注目が集まる時期となった。そこで今回は、今オフの戦力外通告が懸念される広島東洋カープの選手を紹介したい。
中村奨成
投打:右投右打 身長/体重:181cm/84kg 生年月日:1999年6月6日 経歴:広陵高 ドラフト:2017年ドラフト1位 夏の甲子園で衝撃的な活躍を見せてから7年、プロでは伸び悩んでいる中村奨成。今シーズンもブレイクには至らなかった。 広陵高で正捕手の座を掴み取り、高校最後の夏は甲子園で大活躍。1大会の最多記録となる6本塁打を放つなど、数々の記録を打ち立てた。 ドラフト会議の歴史でも初となる高校生捕手の競合の末、広島東洋カープにドラフト1位で入団した中村奨。“打てる捕手”として将来を嘱望された。 プロ4年目には一軍で39試合に出場し、打率.283、2本塁打、5打点、3盗塁をマーク。今後の飛躍が期待できるような成績を残した。 しかし、一軍の壁は厚く、2022年以降は打率1割台で終えるシーズンとなっている。外野手登録となった今季は、一皮剥けた姿を見せたかったが、思うようにはいかなかった。 8月に行われたDeNAとの3連戦では計5安打を記録するなどアピールしたが、その勢いを持続できず、30試合の出場で打率.145(69打数10安打)、1打点の数字に終わった。 プロ7年目を終えた中村奨。ドラフト1位入団と期待値は高いものの、厳しい立場といえるだろう。
ベースボールチャンネル編集部