【バドミントン】フランスオープンで山口茜が陳雨菲との接戦に勝利し準決勝を突破! 志田&松山も決勝に進出!
3月9日に開催されたBWFワールドツアー・フランスオープン(パリ/Super750)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。日本勢は、女子シングルスの山口茜、女子ダブルスの志田千陽/松山奈未、松本麻佑/永原和可那、男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾が準決勝に挑み、山口、志田/松山が決勝の切符をつかんでいる。 女子シングルスは世界ランク上位の4選手が準決勝に登場。日本のエース・山口は、中国の陳雨菲(チェン・ユーフェイ)との対戦に挑むと、第1ゲームは21-15で山口が先制する。第2ゲームは陳雨菲に奪われたものの、ファイナルゲームは山口が9-10から5連続得点で14-10。終盤は山口が陳雨菲の追走を振り切り、22-20で勝利。ワールドツアーでは昨年9月に優勝した香港OP(Super500)以来の決勝進出を決めた。決勝では戴資穎(台湾)との接戦を制したアン・セヨン(韓国)と優勝をかけて激突する。 女子ダブルスは志田/松山と松本麻佑/永原和可那の2ペアが準決勝に挑んだ。ともに中国ペアとの対戦。志田/松山は若手で勢いのある譚寧(タン・ニン)/劉聖書(リュウ・シェンシュ)との対戦になると、第1ゲームは相手ペアに11-15でリードを許しながらも、10連続ポイントで志田/松山が逆転に成功。第2ゲームは主導権の取り合いが最後まで続いたが、18オールから志田/松山が先に抜け出し21-19で勝利。決勝の切符をつかみとった。 もう一つの準決勝は、松本/永原が、世界ランキング1位、中国の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン)と対戦。第1ゲームは相手にペースを握られた日本ペアが13-21で奪われる展開。第2ゲームこそ14オールまで競り合ったが、後半は陳清晨/賈一凡に抜け出されて16-21。0-2で敗れた松本/永原はベスト4に終わった。 男子ダブルスは、保木卓朗/小林優吾が台湾の李哲輝(リ・ジェフェイ)/楊博軒(ヤン・ポーシュァン)と対戦。昨年の熊本マスターズ(Super500)で対戦した時は保木/小林が接戦の末に勝利したが、この日は第1ゲームを台湾ペアが21-18で先制。第2ゲームは10オールから保木/小林が5連続得点でリードを奪ったが、終盤は台湾ペアの追い上げを止められず21-23で逆転負け。保木/小林が0-2で敗れ、決勝進出を逃した。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO