<360度カメラ>御堂筋線の新型車両の運転席を撮ってみた
国内初となる「空気浄化装置」の設置
今秋登場予定 御堂筋線の30000系新型車両(撮影:柳曽文隆)
大阪市交通局がこの秋から御堂筋線に導入を予定している新しい30000系車両。時間帯に合わせて色が変わる照明や、通勤車両としては国内初となる「空気浄化装置」の設置など、快適性の向上を図った車両として注目を集めている。この秋の運行まで待ちきれない皆さんに、車両や運転席などを360度カメラ(天球カメラ)で撮影したものをお見せしたい。 ※360度映像をスマートフォンで見る場合は「YouTubeアプリ」でご覧ください
時間帯に合わせ照明が「さくら色」「昼白色」に
このほど、緑木検車場で行われた同車両の報道公開。多くの報道関係者が集まり、まっさらな車両に靴をぬいで入り、取材や撮影を行った。 職員の説明で目をひいたのは、時間帯に合わせて色が変わる照明や空気浄化装置が天井などに設置されていたこと。照明は目に優しく集中しやすいといった効果が検証されている「さくら色」や「昼白色」といったものに変化するという。 また「空気浄化装置」は、これまで行ってきた試験などのデータをもとに、鉄道車両用に新規開発したプラズマクラスター搭載のものだというから、快適性が向上を図ったという説明も説得力があった。 このほか、快適な座りごこちを維持できる形状が施されたロングシートを開発。クッション性を向上した低反発素材は、新幹線グリーン車と同等のものだという。この車両公開で、大阪の大動脈路線を利用する通勤客は、実際の登場が待ち遠しいのではないだろうか。 ※360度映像をスマートフォンで見る場合は「YouTubeアプリ」でご覧ください