プラカードの出場校名を揮毫した（左から）小林咲葵さん、二村早姫さん、浅井李咲さん＝愛知県西尾市亀沢町の県立鶴城丘高校で２０２２年２月１６日、渡辺隆文撮影

　＜センバツ高校野球＞ 　◇プラカードに思い込め 　３月１８日に開幕する第９４回選抜高校野球大会を前に、県立鶴城丘高校（西尾市）の生徒３人が、開会式入場行進などで使用するプラカードの出場校名を揮毫（きごう）した。担当したのは、日大三島（静岡）、大垣日大（岐阜）、京都国際（京都）の３校。【渡辺隆文】 　プラカード文字の揮毫は、第８０回大会（２００８年）の記念行事として始まった。今回は、「書の甲子園」として知られる第３０回国際高校生選抜書展（毎日新聞社、毎日書道会主催）で、地区優勝した全国１０校に揮毫を依頼した。 　鶴城丘高では、いずれも３年生で「書道」を選択する、小林咲葵さん（１８）、二村早姫さん（１８）、浅井李咲さん（１８）の３人が担当。顧問の判治俊一教諭から「かすれやにじみが出ないように」とアドバイスを受けながら筆を握った。 　大垣日大を担当した小林さんは「最後まで全力で戦ってもらいたい」との思いを込めて書いた。日大三島を担当した浅井さんも「最後まであきらめないでほしい」とエールを送った。京都国際を担当した二村さんは「コロナ禍で直接応援できないが、元気づけられるよう太く書いた」と話した。３人は選手たちにエールを送ると共にプラカードの“晴れ姿”も見ようと「開会式はテレビを見ながら録画もします」と、開幕を楽しみにしていた。