つばきファクトリー・新沼希空が卒業公演 「たくさんの愛で支えてくださりありがとう」手紙朗読
女性アイドルグループ・つばきファクトリーの2代目リーダーを務める新沼希空(24)が10日、東京・北の丸の日本武道館で卒業公演を行った。 8月にリリースする新曲「青春エクサバイト」などメドレーを含め32曲を、約2時間40分で熱唱。「希空」の大合唱で迎えたアンコールでは新沼が「自信を持てなかった私を、たくさんの愛で支えてくださりありがとうございました」と感謝をつづった手紙を読み上げた。大きな拍手に包まれた新沼は「幸せな時間を作ってくださり、ありがとうございました。一生の思い出です。みんな大好きだよ!」と呼びかけていた。 新沼の勇姿を見届けようと、会場には6800人が集結。新沼のメンバーカラー・ライトブルーのサイリウムで染められた会場を見つめた新沼は「今日が最後になるので、皆さんに最後まで感謝の気持ちを忘れずに頑張りたいと思います!」とあいさつした。 卒業コンサートの楽曲には、新沼のファンへのメッセージが反映された。 幕開けの「ハッピークラッカー」とステージを締めくくった「帰ろうレッツゴー!」には「笑顔で始まって、笑顔で終わりたい」という思いが込められた。新旧曲を織り交ぜたメドレーには「2015年の結成から、オリジナルメンバーとして活動した歴史を感じてほしい」と願ったという。 新沼は、2013年に、ハロー!プロジェクトの研修生として加入。15年にグループを結成しサブリーダーとして、23年11月からは2代目リーダーとしてグループを牽引した。9年目を迎えた今春、グループの卒業と、芸能界引退を決断した。 終盤のソロコーナーでは「アイドルとしての私を忘れないでほしい」と、事務所の大先輩である森高千里(55)の大ヒット曲「私がオバさんになっても」をセレクト。「明日からは新しい物語が始まります。私の名前は希望の空と書いて『希空』です。希望しかないです。今まで通り、自分らしさを忘れず気高く咲き誇ります!」と笑顔を見せた。 グループにとって4度目の武道館公演には、2月に加入したばかりの石井泉羽(15)、土居楓奏(14)、村田結生(14)が出演。フレッシュなメンバーと共に、初代リーターの山岸理子(25)、岸本ゆめの(24)ら4人のOGがゲスト出演し、新旧メンバー16人で、デビュー曲「初恋サンライズ」を熱く歌い上げ、会場とひとつになっていた。山岸らは「きそちゃん、ご卒業おめでとうございます」と新沼に声をかけ、労をねぎらい。ファンも「「きそちゃん大好き!」と声をそろえ、門出を祝った。 新沼の卒業で、サブリーダーだった谷本安美(24)がリーダーに、サブリーダーには小野瑞歩(23)が務めていく。