欧州はアメリカ式の気候変動政策から学ぶ必要がある
補助金によってグリーンエコノミーへのシフトを目指すアメリカのバイデン大統領。このアプローチに対して環境政策で先行する欧州諸国はどのように応じるべきなのだろうか（写真：ブルームバーグ）
産業セクターへの大規模な補助金によって気候変動対策を進めようとするアメリカ。それに対し、炭素価格を設定し市場アプローチを取る欧州。優れているのはどちらなのか。ドイツの経済学者であるトム・クレブス氏はアメリカの手法に軍配を上げる。クレブス氏はマンハイム大学経済学部教授でフォーラム・ニューエコノミーの研究員。ドイツ最低賃金委員会委員も務めている。原題は A US Inflation Reduction Act for Europe 。© Project Syndicate 1995-2023
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トム・クレブス
