アルテタの下でエミレーツは《要塞》になった アーセナルの強さはホームの安定感にあり
昨季もホームで15勝と安定感は抜群
ミケル・アルテタを指揮官に迎えてから、着実に進歩しているアーセナル。中でも高く評価されているのが、本拠地エミレーツ・スタジアムを『要塞』へと変えたことだ。 以前のアーセナルはホームでの成績が安定せず、それが勝ち点を上手く積み重ねられない要因となっていた。例えば2020-21シーズンはリーグ戦のアウェイゲームで10勝したのに対し、ホームでは8勝しか挙げられていなかった。ホーム成績は8勝4分7敗となっていて、この成績で上を目指すのは少々難しい。 そのホーム成績はシーズンを重ねるごとに改善され、2022-23シーズンはホーム成績が14勝3分2敗、昨季は15勝2分2敗の成績を収めている。 英『Football London』はアルテタが就任当初からエミレーツを要塞にしたいとの願望を口にしていたと振り返っていて、それは達成されたと言えよう。今のアーセナル相手にエミレーツで白星を奪うのはかなり難しいミッションとなっている。 今季も王者マンチェスター・シティを追い越すには、ホームで確実に勝ち点を稼いでいく強さが求められる。今のアーセナルがホームで大崩れする姿は想像しづらく、今季もホームサポーターを熱狂させるパフォーマンスを見せてくれそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部