スウェーデンのヴィクトリア皇太子、軍で特別訓練に参加 迷彩服姿を披露
スウェーデンの未来の君主としてロイヤルファンの注目を集めるヴィクトリア皇太子。スウェーデン王室は現地時間8月19日に皇太子が軍の特別将校訓練を開始したことを発表した。SNSでは迷彩服姿も公開している。 【写真】スウェーデンの未来の女王、ヴィクトリア皇太子のカラフルドレスアップ集
雑誌『ピープル』によると皇太子は「軍隊に対する責任と貢献をさらに深め、戦術や軍事科学、軍事戦略をより深く理解するために」この訓練に参加するという。「皇太子は将来の君主としての任務に備え、継続的に知識を深めようとしている。この訓練はそのための努力の一環である」とも。王室のウェブサイトでは他の参加者と並んだショットや真面目な面持ちで講義に聞き入る様子も紹介している。
皇太子もコメントを発表。「大きな期待を胸に私は今日から国防アカデミーで軍事教育を受けます。他の士官候補生と共に戦術や軍事科学に集中します」と語っている。この訓練参加中、皇太子も士官候補生の肩書きを持つことになる。「私は将来スウェーデンと軍隊の代表として最高の活躍ができるよう、この訓練に全力を注ぐという野心を抱いています。同じコースの友人たちと共に、興味深く実りある学びの時間が過ごせるのを楽しみにしたいます」。
王室は皇太子の訓練がいつまで続くのかは明らかにしていないが、スウェーデン軍隊のウェブサイトによるとこの訓練は修了まで20か月から25か月かかるという。実践と理論の両方に重点を置いているので、講義だけでなく実技の時間もあると見られている。普段は華やかな姿を披露することの多いヨーロッパのロイヤルレディたちだが、将来の女王たちにとって軍事訓練は必須。スウェーデン王室でも、王位継承者が即位する前に軍事的な経験を積むのが伝統になっている。皇太子は2003年に基礎的な軍事訓練を修了、2022年にも知識をアップデートするための訓練に参加している。