『Number_i』の新楽曲に否定的な反応が絶えない一方で…「新規ファンが増えている」特殊事情
Number_iの新作『INZM』……王道と異なる曲調に賛否両論
平野紫耀(27)、岸優太(28)、神宮寺勇太(26)による3人組ユニット・『Number_i』のデジタルシングル『INZM(イナズマ)』がリリースされてから1ヵ月が経過した。 【発見!】すごい…深夜の品川駅に降り立った「キンプリメンバー5人」イケメンオーラ写真 テレビの音楽番組で披露された際は、ネットユーザーの間では「ダサい」「中毒性がヤバい」など、賛否両論の声が続出。王道アイドル路線でデビューした『King & Prince』時代と比較するコメントも多い一方、新たなファンを獲得しつつあるようだ。 『INZM』は9月23日発売のNumber_iの1stフルアルバム『No.I』のリードトラック。アルバム自体は彼らが所属する事務所・TOBEのOFFICIAL STOREでの販売となるが、『INZM』のみ8月19日より音楽配信サービスで先行配信された。 また同日午前0時、Number_iのYouTubeチャンネルにMusic Videoが上がり、高い注目を集めることに。即座に再生回数が伸びていき、3600万回再生にのぼるほど、“大バズリ”している。 「Number_iは、今年1月1日にデジタルリリースした『GOAT』からもわかる通り、基本的にヒップホップ路線を押し出しています。今回の『INZM』は、ミクスチャーロックとヒップホップを融合させた楽曲で、作詞はPecori・Number_i、作曲がMONJOE・SHUN・Number_iと、メンバー自身も制作に関わっています。 曲中に『ズマ、ズマ』と繰り返すフレーズが出てくるなど、Number_iならではの遊び心あふれる歌詞や、ゲームの要素などを感じられるMVが話題になっています」(芸能ライター) 8月16日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で同曲をテレビ初披露し、リリース当日の19日には『CDTVライブ!ライブ!夏フェスSP』(TBS系)に登場。『INZM』をフルサイズでテレビ初パフォーマンスした。 すると、X(旧ツイッター)では「ズマ」の部分の映像がピックアップされ、「キンプリを抜けてまでこんなことがしたかったのか」といった批判的なコメントも相次いだ。 ◆歌がうまい「岸優太の無駄遣い」?ファンの厳しい指摘が続出 8月20日配信のニュースサイト『スマートFLASH』の記事においては「『作詞中学生が書いた?』『コムドットより酷くて泣いてる』Number_i 新曲『INZM』に複雑なファンの胸中…神宮寺勇太の“裏切りの変貌”とは」(原文ママ、以下同)とのタイトルで、ネット上の辛らつな意見を紹介。 また、同日公開の別の記事だと、「『歌声聴けないの本当に悲しい』Number_i、最新曲もヒップホップ路線でファンが嘆く“歌うま”岸優太の“無駄遣い”」として、甘くて優しい歌声に定評のある岸の「無駄遣い」だと指摘していた。 「Number_iの場合、『GOAT』や5月にMVが公開された『BON』、そして今回の『INZM』のように、キャッチーなヒップホップ路線のほうが目立ってしまうのでしょう。King & Princeのデビュー曲『シンデレラガール』(’18年5月発売)とはまったく異なる世界観だからこそ、ギャップに驚いてしまった人が多いのかもしれません。 ただ、Number_iの2ndデジタルシングル『Blow Your Cover』はR&B調のバラードですし、4月公開のMVは彼らの大人の色気を映し出しています。ミニアルバム『No.O -ring-』(5月発売)の収録曲などには、しっとりとしたバラードも入っており、彼らの歌の魅力が十分に伝わる曲もあるんですよ」(同) なお、Number_iは8月17日に東京会場(千葉・ZOZOマリンスタジアム)、18日は大阪会場(大阪・万博記念公園)にて行われた音楽フェスティバル『SUMMER SONIC 2024』のステージに出演。17日の模様はWOWOWオンデマンドが独占ライブ配信を実施していたため、現地の観客以外も3人のパフォーマンスを目撃できたのだ。 「特に“チルい”メロディが特徴的な『Banana (Take It Lazy)』は、岸の伸びやかな歌声が響き渡っていました。SNSでは非Number_iファンの音楽好きなどから、彼の歌声を褒める書き込みも複数上がっていたんです」(同) そして、『INZM』についても否定的な反応だけでなく、称賛の声は多い。MVのコメント欄などを見てみると、 〈Xでネタにされているのを見てMVを再生してみたけど、普通にカッコいい曲じゃん! ちゃんと自分の目と耳で確認して良かった〉 〈サマソニで披露していて、ずっと『ズマズマ』言ってて耳から離れなくてMVを見に来た。クソカッコいい〉 〈90年代のミクスチャーロックにハマっていた世代です。こんなこともできるなんて、3人とも多才すぎる。衝撃がすごい〉 と評価されており、“刺さる人には刺さっている”のだ。 現在のスタイルについていけなくなった人がいる反面、王道アイドル時代は興味を示さなかった人々が、Number_iに期待を寄せている状況。群雄割拠のボーイズグループ界で埋もれないためにも、世間に迎合せず、Number_iらしさを貫いていくべきだろう。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://twitter.com/FRIDAY_twit
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