ポルシェのベストセラーモデル、新型「ポルシェ マカン」正式発表 その衝撃的な内容とは?
また、クラシックなスチールサスペンションかエアサスペンション(後者はターボに標準装備)のいずれかを選択することができる。そして「マカン」には初めてリアアクスルステアリング(最大5度)が採用された。これは、ターニングサークルが小さく(ポルシェは11.1mを約束)、高速道路での車線変更時に「マカン」が落ち着いていられるという利点があるだけでなく、特にワインディングロードでの俊敏性にも貢献する。
インテリアは、すでにタイカンでお馴染みのものとよく似ている。大型のバッテリーユニットはフロアアッセンブリーに設置されているが、ドライバーと助手席のシート高はエンジンや装備によって28mm低く、リアシートのベンチ高は15mm低くなっている。ホイールベースが長くなったことはリアでも顕著で、足元のスペースが拡大した。
それも今や本当にデジタルだ。まずはカーブデザインの大型メータークラスターから。12.6インチはタイカンよりわずかに小さいが、それでも十分な大きさだ。中央の10.9インチディスプレイは先代と同じサイズだ。主な新機能は、助手席用のサードディスプレイ(オプション)で、これも10.9インチである。音声アシスタントを統合した最新世代のインフォテインメント「アンドロイドオートモーティブOS」も利用できる。
AR(拡張現実)機能付きヘッドアップディスプレイ
道路から目を離すことなく、常に最も重要なデータを確認できるよう、ポルシェはマカン用に、現実世界とシームレスに統合するように設計された新しい拡張現実(AR)付きヘッドアップディスプレイを提供する。表示される画像は10メートル先にあるように見え、直径は87インチ。
しかし、すべてのデジタル化に加え、吹き出し口やクライメートコントロールなど、古典的なアナログ要素も一部で使用されている。センターコンソールとドアには、LEDストリップが組み込まれたアクセントストリップがある。これはアクティブなアンビエント照明としても機能し、ドライバーに警告を発することもできる。