ワリス、<Dirty Hit>からリリースするデビューALより2曲のMV公開
<Dirty Hit>に所属し、日本をルーツに持つZ世代のシンガー・ソングライター、ワリスがデビュー・アルバム『ザ・ジェスター』を2024年11月15日にリリースする。アルバムから「Heaven Has To Happen」と「The Opener」のダブル・シングルのMVが公開された。 その他の画像 ワリスは、夢を生きている最中でも自己不審に苦しんでいることを告白している「Heaven Has to Happen」について、「2022年にスティル・ウージーのオープニング・アクトを務めるツアーに出た直後から書き始めた。アーティストとして、私は常に自己不審を抱え、自分はこのシーンにふさわしくないのかもしれないと考えていた。この曲は、自分のキャリアに疑問を持ちながらも、この仕事は必ず報われるという決意が込められています」とコメントしている。 <Dirty Hit>のレーベルメイトであるThe 1975と共にツアーを周り、世界の3大陸にあるスタジアムで数万人の前でパフォーマンスを経験したワリス。「The Opener」は、ほとんどが自分の名前を知らない観衆を前に、人生最大のライブを行った彼女が感じたスリルと落胆などの感情を歌った6分の大作となっている。 「The 1975のオープニングを務める1か月のツアーに出た。素晴らしい経験だったけど、オープニングの仕事について考えるのも興味深かった。観客を温めるためなのか、それともただ空いたスペースを埋めるためなのか。観客の前の方にいた多くの人たちは、The 1975の為に何時間も外で待っていた。だから、私の演奏にはあまり興味はなかったと思う。ある晩、オープニングの後にThe 1975のライブを見る為に客席に行ったら、その中の女の子が私にぶつかって、ビールをこぼした。彼女は直ぐに謝って立ち去って行った。その経験から、私はステージで全力を出し切らなかったんじゃないか?と思ったり、自分が大きなアリーナにいる顔のない空の人間のような気がした。“The Opener”は、私のこれまでのキャリアにおける達成と失敗、そしてその両方が同時にあることをテーマにした楽曲」とワリスはコメントしている。 ワリスのデビュー・アルバム『ザ・ジェスター』は彼女の期待と現実の間の葛藤が詰まっている。ワリスは、幼少期からチェロを弾き、10代の頃から曲を書いてきた。約4年前に本格的に音楽キャリアをスタートさせて、シングルやEPを数枚リリースしてきた彼女はアルバム『ザ・ジェスター』で、恐れずに大胆に、苦悩や喜びをありのままに表現している。 ◎リリース情報 アルバム『ザ・ジェスター』 2024/11/15 RELEASE Photo: Monika Oliver