<【推しの子】>茅島みずき、つらい記憶を呼び起こして演じた黒川あかね役 映画は「とてもびっくりする結末」
芸能界を題材にした大人気マンガをドラマと映画で映像化する「【推しの子】」で、黒川あかねを演じる茅島みずきさん。あかねは、自身とは「正反対」な部分もあり、「似ている」と感じる部分もある役だったという。ネットの誹謗中傷に悩まされるあかねを演じるにあたり、自身のつらい記憶も呼び起こしたという茅島さんに話を聞いた。 【写真特集】美脚際立つミニスカコーデ あかね役・茅島みずき撮り下ろしショット
◇監督にお願いして納得いくまで撮影
「【推しの子】」は、「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」の赤坂アカさんと、「クズの本懐」などで知られる横槍メンゴさんが共同で手がけたマンガで、累計発行部数は1800万部以上(今年8月時点)。昨年と今年放送されたテレビアニメも話題となった。伝説的アイドル・アイがのこした双子の兄妹、アクアとルビーの物語。アクアはアイ殺害の黒幕への復讐を誓い、ルビーは母に憧れアイドルを目指す。
オファーがある前から原作のファンだったという茅島さん。「初めて読んだ時はこんなにも芸能界のリアルを表現する作品があるんだ!と驚きました。出てくる子たちの抱えている悩みとか分かる!とすごく共感できて、赤坂先生すごいなって……。芸能の友達の中でも読んでいる子が多くて、話題になっていたので私も読み始めたら、ドはまりしました(笑)」。
多くのファンがいる作品ゆえに「ドラマ&映画化の責任感はすごくありました」と力を込める。「プレッシャーはもちろんありましたが、原作のいちファンとして、どういう風に映像化されるんだろうっていうワクワクの気持ちが強くて、オファーをいただいて、すぐやりたいです!とお返事しました」。
演じるあかねは、舞台を中心に活躍する役者。役を研究し尽くす憑依型の演技で高い評価を得ており、「天才女優」と称される。あかねが劇中で役を演じることもあり、茅島さんがあかねを演じ、あかねが役を演じ……と複雑な役だ。
「すごく難しかったです……」と苦笑いしつつ、天才女優を演じることについては「あかね自身は、自分のことを天才だと思っていないので、あまり天才女優という部分にはとらわれなくても良いのかなと思って。“自信があまりなくて、お芝居を真摯(しんし)に頑張っている子”ということを意識して演じました」と振り返る。