アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した、歴代おしゃれ映画BEST5【2024年最新】
『クルエラ』
2022年 エマ・ストーン演じるエステラという少女がクルエラになるまでのストーリーを、ファッション業界を舞台に描いた映画『クルエラ』。その衣装を手掛けたのは、2015年に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でも衣装デザイン賞を受賞した英国人デザイナー、ジェニー・ビーヴァン。1970年代のロンドンを背景に、「ヴィヴィアン・ウエストウッド」や「ビバ」が一斉を風靡したパンク要素を盛り込み、ヴィンテージやリメイク衣装をふんだんに取り入れた衣装は、ファッション好きなら虜になるはず。
『マ・レイニーのブラックボトム』
2021年 ヴィオラ・デイヴィスが“ブルースの母”を熱演し、チャドウィック・ボーズマンの遺作となった本作が衣装デザイン賞を受賞。20世紀初頭のアメリカ中南部のカルチャーを忠実に再現した衣装は、ゴージャスでありながら退廃的で憂いを感じさせる。独特の熱気と埃っぽさを表現した衣装は見応え満点。
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』
2020年 グレタ・ガーウィグが監督を務め、シアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、ティモシー・シャラメといった若手実力派が出演する話題作『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。ガーウィグ自身、「『若草物語』は、物心ついた時から、常に自分を形成する一部のような作品だったわ」と語るように、この作品に対する思い入れは相当なもの。衣装についても、実力派でありながらコンテンポラリー作品にも携わるバランス感覚をもったデザイナーにこだわったそう。そこで手腕を振るったのが、アカデミー賞受賞歴のあるジャクリーン・デュラン。 デュランは、違う時代で同じ生地を使っておさがりでの節約を反映したり、姉妹のキャラクターを明確なカラーパレットで描いた。 「ジャクリーンは、私が求めていたことを完全に理解していたわ。真実に忠実で、触り心地が想像できて、毎日着る洋服のような感覚で、衣裳ではないもの。そういったことでモダンな感じが出せると思う。一つ一つがちゃんとリサーチされている事実に基づいたものでありながらも、マーチ家の一部であるようなものにしたかったの」とガーウィグも大絶賛